大倉集古館「企画展 彩られた紙―料紙装飾の世界」

『企画展 彩られた紙―料紙装飾の世界―』
場所:大倉集古館
会期:2021年4月6日(火)~6月6日(日) 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、4/12(月)、4/19(月)、4/26(月)、5/6(木)、5/10(月)、5/17(月)、5/24(月)、5/31(月)
住所:〒105-0001東京都港区虎ノ門2-10-3(The Okura Tokyo前)

2021年4月6日(火)~6月6日(日)

料紙とは一般に書に用いる紙をいいます。本展では、絵画の紙も含め、料紙を加工した「彩られた紙」の展示を行います。
彩られた紙には様々なものがあります。湿らせて叩くことで滑らかにする「打紙」、文字に変化を与えるため凹凸に加工した紙、そして、色紙に金銀を蒔くなど、華やかに装飾された紙などがあります。
たとえば国宝「古今和歌集序」は、布目を付けた紙の上に胡粉を塗り、吉祥文様を摺り出した紙(唐紙)を、色と文様の組み合わせを工夫して巻子に仕立てています。
本展では、奈良時代の荘厳な写経である「大聖武」をはじめ、王朝貴族の栄華を伝える「古今和歌集序」や「石山切」、江戸絵画として再評価されつつある大津絵、「平家納経」を精巧に再現した田中親美の模本にいたるまで、マイクロスコープの拡大画像とともにご紹介いたします。
人々の願いや美意識が反映された各時代の料紙装飾に光をあて、託された祈りや夢、そして美の移り変わりを探ります。

フランス人間国宝(メートル・ダール)のシルヴァン・ル・グエンによる、扇も特別公開いたします。

*本稿は大倉集古館HPより転載しています。詳細は下記HPをご確認ください。
https://www.shukokan.org/exhibition/

Be the first to comment

Leave a Reply