三井記念美術館

芸術の秋です!

特別展 「仏像の姿」~微笑む・飾る・踊る~

日本には、古来多くの優れた仏像が伝えられています。本展覧会は、これら仏像の作者である仏師の豊かな独創性と高度な技術に光を当て、特に仏像の「顔」「装飾」「動き」を切り口に、多様な表現による魅力的な仏像を一堂に展示して、日本人の心と創造力を様々な角度からご覧いただきます。そして、それが未来にどのように継承されるかを考えます。

展覧会の主旨

日本には、古来多くの魅力的な仏像が伝えられています。本展覧会は、これらの仏像の作者である「仏師」の豊かな感性と独創性、そして高度な技術に光を当て、特に仏像の「顔」「装飾」「動きとポーズ」を切り口に、日本人の心と創造力を様々な角度からご覧いただくことに挑戦します。

例えば、「顔」では慈悲、微笑み、威厳、怒りなど色々な表情を、「装飾」では仏身の輝き、彩色、装身具による華麗な荘厳(しょうごん)などを、「動きとポーズ」では体幹の支点や捻(ひね)り、手足の上下による微妙な動きから、踏みしめたり、蹴り上げたり、舞踊に近い大ぶりな動作までを、普段あまり気づかないところをご紹介いたします。

写真では分からない、まさに「仏師がアーティストになる瞬間」を、本展覧会でぜひご体感ください。

About m_nishiyama
2003年入学ー2007年度卒業 

1 Comment on 三井記念美術館

  1. やっと行くことが出来ました。「仏師がアーティストになる瞬間」のサブタイトルに興味がありました。通信で学んでいるうちに、現代と違ってひとりのアーティストが作るわけではなく工房として仏師たちが作り上げていくと知りました。「運慶作」と言ってもすべて一人で仕上げたわけではないのでしょう。
    展示のはじめは比較的小さな仏像が。これなら一人で仕上げた?もちろん、セット?になるものが多いから工房で複数で作業するのでしょう。これを彫った人はどんな人かなぁ?
    博物館や寺社が所蔵している仏像は何度か拝見したものもありました。今回はなかなかお目にかかれない個人蔵の物もありました。
    12面観音の小さな一つ一つのお顔も表情豊かです。似ているようで一つとして同じではない。当たり前だけど。
    仏師の心が伝わっきます。
    最後に「東京藝術大学文化財保存学とのコラボ」企画がありました。模刻作品や修復作品・研究の要旨。なかなか興味深いものでした。
    入口のモニターで放映されていたのは福島県磐梯山の慧日寺。懐かしい。福島の平安仏を見て回った時行きました。
    この福島旅が卒論につながるは思ってもいませんでした。

    とても個人的な感想になってしましました。
    皆さん仏像を見て何を思いますか?

Leave a Reply