今回6年ぶりに公開される妙心寺 塔頭 麟祥院 海北友雪筆「雲龍図」(雌)
「第53回 京都冬の旅」
2019年9月に日本初開催となるICOM KYOTO 2019(国際博物館会議京都大会)が開催されることに先駆け、今冬「京都にみる日本の絵画~近世から近代」をテーマに、通常非公開の文化財が特別公開されます!!
※各公開箇所では法要など都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合もあります。最新の情報は京都市観光協会ホームページでご確認ください。
https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/huyutabi18_01.html
臨済宗妙心寺派「 麟祥院」
妙心寺 麟祥院は徳川三代家光により乳母春日局の香華院として建立された
御霊屋には 戦乱の世に生まれ激動の生涯を生き切った 春日局の木像(小堀遠州作)を祀る
縁ある海北友松の子友雪の大迫力の水墨画襖絵「雲龍図」が方丈を飾っている
海北友雪(1598~1677)の父友松は、春日局の父斎藤利三と親交があり、山崎の戦いの後、豊臣軍に殺され
晒されていた利三の首を引き取り弔った。その恩に報いるべく、局は子の友雪に院の方丈の襖絵を描かせたと伝わる。
(妙心寺 への交通機関)
南門・JR京都駅から山陰本線(嵯峨野線)「花園」駅下車徒歩7分
・四条烏丸より市バス91.93三条京阪より京都バス61.62.63.65
いずれも「妙心寺前」下車すぐ
北門 ・京福電鉄(北野線)「妙心寺前」下車徒歩3分
・京都駅26.JR四条烏丸3.三条京阪10 いずれも「妙心寺北門前」下車すぐ
こんにちは、ご案内ありがとうございました。
京の冬の旅へ行ってまいりました。
小雨ちらちらの寒い日でしたが、人も少なく風情がありました。
行きたかった所は
建仁寺 塔頭寺院の「正伝永源院」。(正伝院と永源庵が一つになったそう)
正伝院は織田有楽斉ゆかりの寺院です。有楽斉は元和7年75歳で正伝院で亡くなったそうです。
大きなお墓が入口を入るとすぐにあります。
その大きさにびっくり。
狩野山楽の「蓮鷺図」は力強く美しい。
また永源庵は細川家ゆかりのお寺という事で細川護熙氏の襖絵もあります。
お庭には「如庵」が復元されています。
とっても居心地の良さそうなお茶室です。
有楽窓は竹を詰め打ちにする方法で作られているそうですが、
とても綺麗。ここから光が差し込んだら素敵でしょう。
山崎の「待庵」を拝見した時はピンと張りつめた緊張感を感じたのですが
こちらは清々しいゆったりとした楽しさのようなものを感じました。
時代の違いを思いました。
まだまだ始まったばかりです。
また、違う場所も訪ねてみるつもりです。