瓜生歴史遺産の会2025年度イベントに参加して

5 名の会員の皆様に感想を寄せていただきました。ご協力ありがとうございました。
お読みいただくことで、イベントに参加された方々にはご自分の感想を思い起こす事につなげていただき、また、参加されなかった方々や当会に関心をもっていただいている方々には、今後の参加等の参考になれば幸いです。

大川伸子 様(2020年度入学)
同窓会2回目の参加となる今回は、論文発表会、フィールドワーク(横浜の震災遺構・鎌倉の史蹟指導標巡り)、懇親会まで、全日程に参加させていただきました。
初日の横浜では、市役所の出土遺構や日本大通りの煉瓦遺構、旧居留地の地下貯水槽などを巡りました。通ったことがある道でしたが、説明がなければ見過ごしてしまう場所に、関東大震災の痕跡が静かに残されていることに気付く機会となりました。街中の風景に溶け込んでいるので、震災の記憶が徐々に薄れていく危うさも感じましたが、あえて目立たないカタチで保存されているからこそ、現在の街の暮らしと共存しているとも感じました。こうした震災遺構を巡るフィールドワークを実現するためには、事前の調査や準備に多くのご苦労があったことと思います。丁寧な調査・準備があってこそ、今回の学びの機会が成り立っているのだと感じ、深く感謝しております。
午後の博士論文発表では、鎌倉の史蹟指導標にはどのようなものが書かれているのか、どういう背景で史蹟指導標が建てられたかを論じられ、岸本さんの研究内容を知る良い機会となりました。翌日の鎌倉の史蹟指導標巡りでは、論文で語られていた場所を実際に巡り、書かれている文章も確認することが出来たので、より理解が深まりました。
論文発表会後半は、卒業生のトークセッションもあり、卒業後にどのように活躍しているかを知ることができました。また懇親会では、歴史遺産コース初期の方も参加されていて、とても楽しく過ごすことが出来ました。私はまだ在学中ですが、同じコースで学んだ方々とお会い出来る良い機会なので、また参加させていただきたいと思いました。

中澤京子 様 (2022年度入学)
今回、初めて瓜生歴史遺産の会のイベントに参加させて頂きました。研究発表という場に出席したのも初めてでした。
岸本さんの研究課題は、とても興味深いものでした。鎌倉を訪れた時に目には入り、気になりながらも通り過ぎていたものが、史蹟指導標であり、鎌倉市内に 80 基もある事を知る事ができました。その上で次の日に実際に岸本さんの説明を聞きながら見て歩けた事で、より理解を深める事が出来ました。
実際に見て歩いたのは、ほんの一部の指導標でしたが、全部調べて内容はもちろん、年代や形などに分類し、まとめられているのを拝見して、調査するものの量やそれに費やす時間は大変な事だっただろうと強く感じました。さすが博士論文だなあと思いながらも、今から取り組もうとしついる卒業論文に対して見直す機会にもなりました。
発表の後、業生の皆様の卒業後の活動をお聞きして、今でも大学での学びを活かして活動されている事が羨ましく、刺激を貰い私もそこへ続いて行きたいと心から思いました。懇親会にも参加させて頂き、この様な機会でないとお会いする事がない先輩の方々や、今回は関東での開催であったので、関西の方々とお会いでき交流が持てた事はとても有意義な時間となりました。
通信大学で学んでいると、孤独や不安になってしまう事が多々ありますが、この様な会があって卒業生、在校生、先生方とお話しができ、繋がっているんだと思える事で、頑張ろうと元気を貰える人は私だけではないと思います。
とても充実した二日間、ありがとうございました。イベントに関わってくださった方々に感謝いたします。ありがとうございました。

菅谷ひろみ 様(2024年度入学)
aiuコミュニティに掲載されているイベントの案内を拝見して、是非、入会させて頂きたいと思い申込みしました。
メインイベントは、博士論文発表という事で、卒論のテーマも決まっていない私について行けるかと思いましたが、勉強させて頂くつもりで、参加させて頂きました。
午前中の横浜の震災遺構を巡るイベントにも、折角の機会なので参加させて頂きましたが、仏像好きなので、古い物には、関心が有りましたが、近代の歴史遺産(とは言え、100年以上経ってますが…)には、全く関心が無かったのですが、教えて頂かなければ、気づきもしなかった物に歴史が刻まれている事を知り、大変興味深かったです。
初めてお会いした方とも歴史遺産に関心があると言う共通点があるので、お話も弾み、ランチをご一緒した元町の南インド料理店は、何故か?提供されるまで、かなり、時間がかかり、論文発表の施設まで走らなければ、成らなかったのも、今では、楽しい思い出です。
懇親会では、大先輩のお話がお伺い出来て、大変参考になりました。最終的には、古文書解読の道に行き着くのだと思いました。古文書関係は,苦手意識があり、1年目は、避けていたのですが、2 年目になり、必須でもあるので、挑戦してみたら、思っていたより、おもしろいなと感じる事が出来ました。まだ、全く、読めませんが、コツコツ取り組んで行きたいと思いました。
翌日の鎌倉も天候にめぐまれ、やはり、ご案内頂かないと分からない物ばかりで、新たな発見が楽しかったです。
来年のイベントも是非、参加させて頂きたいと思います。有難うございました。

真田尚幸 様 (2023年度卒業)
歴史遺産コースを卒業して瓜生歴史遺産の会のイベントに参加するのは昨年の京都開催に続き 2 回目でした。前回は4名の方の修士論文の成果を聞くことができ、また多くの卒業生・在校生の方と卒業以来お会いすることができた貴重な機会でした。今回は横浜開催ということで関東での知人も少ない中で関西から遠征して昨年のように楽しめるのか不安でしたが、参加してみるとそのような心配はまったく必要のないものでした。これまで様々な場で知り合った方々と再会し、また関東方面をはじめとした新たな人との出会いもあり、このような機会をつくっていただいた先生方や先輩方に感謝です。
今回のメインイベントで博士論文の成果を発表された岸本さんも卒業後に知り合った先輩の一人で、鎌倉の史蹟の研究をされていると聞いていたものの詳しい内容は知りませんでした。研究対象である史蹟指導標についても「そういえばあった」という程度の認識だ ったのですが、岸本さんの長年の研究により様々な観点から詳しく調査・分析された研究内容はもちろん、それらの分析を通して近代鎌倉の歴史についても知る機会となりました。
そしてこの発表を聞いてなにより感じたのは岸本さんの史蹟指導標研究に対する愛情です。言葉の端々からも研究対象に対する思いの深さがあふれていました。研究対象地域が幼少期の思い出の地だということもあるのだと思いますが、このように一つのテーマに対して長く向き合い苦労を乗り越えるために必要なことのように感じました。
翌日の鎌倉でのフィールドワークでは、研究発表と同様に現地説明用の資料作成をはじめ入念な事前準備がされており、この二日間のために相当なエネルギーを使われてきたことがわかりました。限られた時間の中では省略せざるをえない内容も多かったと思いますが専門的な解説を聞きながら町を歩くことで、これまでと違った目で鎌倉を見ることができました。
鎌倉は在学時のスクーリング以来でしたが、お天気も良く非常に楽しく過ごすことができました。準備に関わられたみなさま、ありがとうございました。

加藤和貴 様 (2023年度卒業)
2025年度瓜生歴史遺産の会が企画した、12/6(土)と12/7(日)の二日間にわたるイベントに参加した。1日目は横浜の会場で、午後から2024年度に博士の学位を取得された岸本洋一氏の論文発表があり、夜は近くの中華街のお店で懇親会、2日目は、鎌倉を巡るフィールドワークである。
今回の岸本洋一氏の研究手法は、私の卒論と、研究対象は違うが史蹟の歴史的意義を明らかにしようとする類似点がある。岸本洋一氏は私の卒論を読んで頂いたようで、2024年3月の私の卒業式の後に直接コメントをいただいた。そのようなご縁により、今回の博士論文発表を大変楽しみにしていた。
岸本洋一氏の博士論文は「近代鎌倉における史蹟指導標の建碑活動に関する研究」と題し、鎌倉市内に現存する80基の「史蹟指導標」と称する史蹟を、膨大な時間をかけた徹底した悉皆調査をベースに、建碑者の意図やその活動の歴史顕彰行為の意図を明らかにされたものだ。私の卒論(在住している愛知県岡崎市の南部にある少数の史蹟を対象としたもの)とは、同じ羽賀祥二氏の「史蹟論」に則っているが、研究対象の数の多さ、分析の深さ、今後の歴史顕彰活動への与える大きさから、全く異なるものであった。博士論文のレベルの高さに驚いた。
鎌倉フィールドワークは、1日目に発表された岸本洋一氏の研究対象である「史蹟指導標」の幾つかを3時間かけて徒歩で巡るツアーだ。史蹟指導標の前では岸本洋一氏自ら解説していただき、論文発表の内容をより深く理解できた。
今回、街頭での説明をZoomで発信され、参加者はスマホのイヤホンで聴くことができた。岸本氏から少し離れてもクリアに聴くことができ大変良い試みだと思った。また、車の通りが多く道の狭い鎌倉市内を多人数で巡ったが、スタッフの方々が適切に集団をコントロ ールされており、安心安全に巡ることが出来た。
以上、2日間にわたるイベントだったが、大変楽しく有意義な時間を過ごすことができた。

以上

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