特別展 運慶―鎌倉幕府と霊験伝説―
<展示予告>
運慶は日本を代表する仏師です。本展示は運慶と鎌倉幕府との関係や、運慶仏が霊験あらたかなものとして信仰されたことに注目して、関連作品をご紹介します。
平成23年春の金沢文庫、同29年秋の東京国立博物館の「運慶展」に続き、本展示をご覧になることで運慶の全貌が明らかになるでしょう。
主催 | 神奈川県立金沢文庫/朝日新聞社/文化庁 |
特別協力 | 鎌倉国宝館/東北大学文学研究科東洋・日本美術史研究室/名古屋大学人文学研究科人類文化遺産テクスト学研究センター |
協力 | 横須賀市教育委員会 |
会場 | 神奈川県立金沢文庫 |
会期 | 平成30年1月13日(土)~3月11日(日) |
休館日 | 毎週月曜日(2月12日は除く)、2月13日(火) |
観覧時間 | 午前9時~午後4時30分(入館は4時まで) |
交通 | 京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川より快特33分) JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分 |
現在東京国立博物館で「運慶展」を開催していますが来年「金沢文庫」でも「運慶展」が開かれます。
金沢文庫は小さな博物館ですがちょっと素敵なところです。お隣は称名寺、両方楽しむと良いですよ。
金沢文庫へ行ってきました。
またお会いできた方々、本物を初めて拝見するものもありました。
出品は40ほどでした。
栃木県光得寺の大日如来像はいつもと違い厨子から出され展示されていました。厨子に収まった時とは違った雰囲気でその作風をよく見ることができました。やはり厨子に収まっている方が素敵に見えます。
また新しい事を学びました。
木彫に漆を塗っていますが、木が乾燥すると漆にシワがよります。粗悪なものは剥げ落ちます。しっかりしたものは横シワがよるそうです。木の目地に沿っているのでシワの向きが変わると継木してあるのがわかるそうです。
宗慶作・埼玉県保寧寺/阿弥陀如来坐像と実慶作・静岡県修善寺/大日如来坐像は実物を初めて拝見しましたがなかなか立派でした。
昨年、東京国立博物館で行われた「運慶展」のような迫力はありませんが、ガラスの向こうにあるのにとても身近に感じます。少し狭い展示室でゆっくり時間を過ごすことができます。
3月11日までです。もう少しするとお隣の称名寺の庭に花が咲くことでしょう。