『経営者 柳宗悦』長井誠(著)水声社 書籍刊行ご案内

長井誠 著

経営者 柳宗悦


経営者としての柳宗悦を考える

柳宗悦の経営について、梅棹忠夫との比較やその空間的・地域的・時間的な拡がりを認識しつつ、多角的な分析を試みる!


経営者 柳宗悦  長井誠(著)

判型:四六判上製
頁数:260頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0610-2 C0034
装幀:山崎登

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民芸運動を支えた組織運営と実践
いまなお注目を集める民芸運動を起こした柳宗悦。その「経営」的手腕に着目し、残された四千七百通もの書簡の分析を軸に、梅棹忠夫との比較や富山県での活躍を通じて、民芸運動の空間的・地理的拡大を支えた組織運営を明らかにする!

目次
序 章
第1章 柳宗悦と民芸運動――「経営」という視点から
第2章 柳宗悦と経営――梅棹忠夫と比較して
第3章 経営者としての柳宗悦の実践――組織運営・資金調達の視点から
第4章 地方民芸協会設立・拡大による組織拡大――富山県を事例として
第5章 受け継がれる柳の思想と大阪日本民芸館の経営――大原總一郎から弘世現へ
終 章
注/年表
あとがき

著者について
長井誠(ながいまこと)
1955年、富山県生まれ。「関西の今後を考える会」主宰。元大阪日本民芸館常務理事。南山大学大学院博士後期課程修了。博士(地域研究)。現在、京都芸術大学大学院非常勤講師。

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*石毛直道(国立民族学博物館名誉教授・第 3 代館長)

「長井さんが博士号を取られたとお聞きし、さらに、これを本にされるとのこと。お喜び申し上げます。博士論文の作成過程で、経営者としての柳宗悦 と梅棹忠夫を比較するというユニークな視点研究されていることを聞き、興 味深く思い、相談も受けました。従来にない視点と思いますので、興味を持 って読める著作と思います。」

井上明義(株式会社三友システムアプレイザル取締役相談役)

「4 年前、長井さんが 60 歳を過ぎて、日本生命から三友システムアプレイザルに来られて、博士と不動産鑑定士と 2 つの士を獲得されました。今度はその博士論文を本にされるとのことです。本人の不断の努力が詰まっている著 作なので、色々な方が興味を持っていただけると思います。」

上村直樹(南山大学教授)

「長井さんはビジネスマン、経営者、研究者、学芸員をそれぞれ経験するというユニークなキャリアをお持ちということもあり、博士論文には従来にな い独自の切り口が印象的でした。様々な分野の方が興味を持って読める著作 だと思います。」

岡田信吾(元日本生命保険相互会社副社長、元公益財団法人大阪日本民芸館理事長)

「長井さんが定年後 60 歳を超えてから、博士号を取ったことをきいて、その博士論文をみせてもらいました。大阪日本民芸館に勤務した経験も生かして 書かれていると思われ、皆様にもお勧めします。」

乙部順子(株式会社イオ代表取締役)

「経営者としての柳宗悦と梅棹忠夫を比較する等、ビジネスの世界がながい長井さんならではの従来にない視点と思いますので、興味を持って読める著 作と思います。」

鎌田東二(京都大学名誉教授・上智大学特任教授)

「長井誠さんとは 15 年以上前に出羽三山に同行して以来の仲です。その長井さんがこのたびめでたく博士号を取得され、それを単行本として世に問われ るとのことを聞き、大変嬉しくも意義あることと喜んでいます。共に、知恵 の神様を祀る久延彦神社(奈良県桜井市の大神神社の末社)で奉納したご報 恩もあったのかもしれません。宗教哲学者柳宗悦は、実に多様な探究と実践 を行なった偉人です。その宗教哲学者としての柳宗悦についての研究は私自 身も継続していますが、長井誠さんの研究は、民藝運動の提唱者としての柳宗悦を「経営」という観点から読み解き、今後の柳宗 悦研究の新境地を開くものと思っています。柳宗悦は 実に優れた先見の明のある予言者的プロデューサーで もありました。本書は、民藝運動や柳宗悦についての 研究者のみならず、混迷する現代世界に一筋の光明と 多大なヒント掲げる内容を含んでおり、広く一般の方々にお勧めできる一書と思っています。どうぞ、ご一読 ください。」

河内厚郎(評論家、文化プロデューサー)

「長井さんが博士号を取られ、さらに、これを本にされるとのこと。小松左京を囲む会に最初に話してもらう ように依頼してから、10 年以上勉強を続けられた成果と思います。」

楠木新(神戸松蔭女子学院大学教授)

「60     歳をこえてから、博士と不動産鑑定士を修得した著者長井氏は定年後の新しい生き方を実践した越境者 といえるかもしれません。博士論文は、経営と民芸を 同時に学ぶことができる、いちど食べて二度美味しい 本となりました。色々な方が興味を持って読める本で す。」

熊倉功夫(国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、MIHOMUSEUM 館長、茶の都ミュージアム館長、静岡文化芸術大学名誉教授・前学長、林原美術館元館長)

「実に我が意をえたという嬉しい趣旨の論文で一気に読 了、従来になく民藝の人には発想できぬ論旨です、柳 の手紙は資料の宝庫で今後のお仕事も期待しています。」

竹中均(早稲田大学文学学術院教授)

「長井さんの博士論文を見せてもらいました。大阪日本民芸館に勤務した経験も生かして書かれており、と ても面白い読み物になっています。民芸運動はその多 面性ゆえに、研究対象としてとても魅力的なのですが、長井さんは新たな一面を発掘しえたように思います。 民芸研究者をはじめとして、一般の方にもお勧めしま す。」

*中牧弘允(国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授、吹田市立博物館特別館長、千里文化財団理事長)

「ひとむかし前、長井誠さんが大阪日本民芸館におら      れた頃、となりの国立民族学博物館に勤務していたわ    たしは、経営というキーワードで民芸館と民博を比較    し、博士の学位を取ることをすすめました。具体的には、民藝運動の指導者や支援者の経営論と民博創設の立役    者、梅棹忠夫の経営論を想定していました。するとほ    どなくして研究が実をむすび、学位を取得され、いよ    いよ本の刊行となりました。著者はビジネスマンであ    り、研究者であり、学芸員でもあるという特異なキャ    リアの持ち主ですが、隋所にそれぞれの体験や知見が    生かされた著作となっています。ミュージアム関係者    はもとより、ひろく研究経営や芸術経営に関心をお持    ちの方がたにおすすめしたい一書です。」

松井利夫(滋賀県立陶芸の森館長、京都芸術大学教授)

「民藝が人々の多様な暮らしの素朴な祈りのかたちであったように本書は様々なキャリアを持つ長井さんが描 きあげた民藝研究書です。この著作は生活者としての 経験に裏打ちされた独自の視点に基付き、京都芸術大 学に提出した大学卒業論文「柳宗悦と茶」、修士論文「柳宗悦と宗教」を基盤として作成された博士論文を著作化したものです。これまでの民藝研究とは一線を画 す渾身の一冊として仕上がっておりますので様々な分 野の方々に新しい知見を与えてくれることと信じここ にお勧め致します。」

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