3月20日(水・祝)から24日(日)旧近衛師団司令部庁舎にて、伝統工芸作品展が行われる予定です。
旧近衛師団司令部庁舎は、昭和52年(1977)から令和2年(2020)まで「東京国立近代美術館工芸館」として利用されていました。国立工芸館が石川県に移転してからは、外観からの見学しかできない状態でしたが、今回、伝統工芸作品を楽しむとともに、建物に入る貴重な機会となりそうです。
明治43年に近衛師団の司令部として建てられた、2階建て、赤レンガ造りの建物です。関東大震災を乗り越え、昭和47年に国の重要文化財に指定されています。工芸館時代に何度か訪れたことがありますが、フローリングの床など木のぬくもりを感じる心地よい空間だったと記憶しています。
会期が短くなっていますが、ご興味のある方はぜひこの機会にお出かけください。
■展覧会名:令和5年度文化庁首都圏伝統工芸技術作品展等開催事業「技を極める——伝統工芸が伝えるメッセージ」
■会期:2024年3月20日(水・祝)~24日(日)会期中無休
■場所:旧近衛師団司令部庁舎
東京メトロ東西線「竹橋駅」1a、1b出口より徒歩10分
東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」2番出口より徒歩11分
半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩16分
懐かしいです。もう何年前に行ったか覚えていません。
風格のある素敵な建物です。
中に入れるのは貴重な機会ですね。なんとか時間を捻出したい・・
20日(水・祝)午後、行ってきました。
作家さんのトークセッションに空席が!
係の方にきいてOKいただけたので、望月集氏(陶芸)と浅井康宏氏(漆芸)のお話を聴くことができました。
伝統工芸の材料・道具やとりまく環境のお話、作品に対する思いや今後の活動など、熱い思いが伝わってきました。
建物の中は以前の記憶とは異なり、だいぶ手が加えられていて、近代建築の趣は、エントランスと階段部分だけになっていました。とはいえ、またこういった機会があるといいなぁと感じました。
帰りは国立公文書館へ。
「夢みる光源氏」と題して「夢」をテーマに源氏物語を中心とした平安文学に関する資料が展示されていました。伊勢物語、枕草子など、夢に関する部分を取り上げ、翻刻と意味が添えられていました。あぁ、読めるようになりたい・・・。
個人的には、鎌倉時代にはすでに解説が必要となっていて、注釈本があったことに驚きました。(勝手にそこまで文化に違いがないだろうと思い込んでいました)
満足の一日でした。