皆さん、大谷探検隊をご存知ですか?大谷探検隊は明治35年から12年間の間、断続的にシルクロードの探検に行きました。
西本願寺第22代宗主・大谷光瑞が仏教の源流をたどるべく、大谷探検隊を派遣しました。時を同じくして中国・インドからヨーロッパへと調査へ行っていた伊東忠太と大谷探検隊の隊員が遭遇したのです。帰国した伊東忠太は大谷光瑞を尋ねました。そして大谷光瑞は「大連別院」ついで「鎮西別院」の設計を伊東忠太に依頼しますがいずれも実現しませんでした。その後、思いが通じ「真言宗徒生命保険会社」が建設されました。伝道院が現存しています。二人の交流は続き、築地本願寺が建設されました。関東大震災後の火災で伽藍が消失し、昭和9年(1934年)鉄筋コンクリート造りの本堂が建てられました。建築後80年以上経ちますので2012年には本堂の修復、2017年には境内の整備が行われました。平成26年・国指定重要文化財になっています。
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