
大阪市立美術館の「日本国宝展 後期」に行って来ました。
朝10:30頃に美術館に着くと、奈良の4倍くらいの人が並んでいます。
チケット持ってても60分待ち、これから買う方はどの位待つのでしょう。
美術館は二年半をかけたリニューアルで白い壁がまぶしい。
二階から入場すると、目に飛び込んで来たのは
狩野永徳の「唐獅子図屏風」大きくてすごい迫力。目に焼き付いて離れません。
左隻の常信の獅子と永徳の獅子は迫力が全く違います。
松浦屏風は人物が等身大位で小さな絞りの模様もとてもきれいに残っています。
とてもとても楽しみで見たかった光琳の「燕子花図屏風」。大きい燕子花は金地に緑青と群青とを使って写実ではなく完全にデザインの世界です。
私は屏風絵が特に好きなので、展覧会グッズで屏風絵の横長のハガキを見つけるのも楽しみ。今回もありました。
「伝源頼朝像」は143×112cmもの巨大な肖像画で大きさにもびっくりですが、
髪の毛や衣表現も細かく、本当に気品漂うお姿です。昔の絵師の技量が凄すぎてため息。
教王護国寺の女神像は大きくてどっしり。神護寺の釈迦如来も迫力満点。
新薬師寺の化仏は本尊とよく似たお顔だちで可愛い。
どっちを向いても国宝ばかりでクラクラします。
絵巻に書に鎧、刀、古墳からの出土品、飛鳥から明治までの宝の数々。
薬師寺の東塔の水煙が撮影可能でした。
「各面に3体ずつ登場する飛天を上から下へと連続して眺めると天から舞い降りる過程を示すかのように映る」
と解説があります。
そして最後のお部屋には縄文の「火焔型土器」と土偶「縄文のビーナス」がありました。
体力はかなり消耗しますが、楽しかった。
ショップから小さなビーナスも連れ帰り、私の土偶コレクションの真ん中におられます。
■展覧会情報■
大阪市立美術館
JR大阪メトロ天王寺駅、近鉄大阪阿倍野駅下車、北西へ約400m
2025年4月26日(土)~6月15日(日)毎週月曜日休館
一般2,400円、高大生1,700円、小中生500円
6月15日の終了が迫る中、どうしても大阪市立美術館の国宝展にも行きたくなって、東京の八王子から日帰りで行ってきました。60分近く待って中に会場に入るなり、あたりまえだけど国宝だらけの世界!朝早くから新幹線に飛び乗り、炎天下待たされた疲れは吹き飛びました。展示されている国宝一つ一つにコメントしたい、語り合いたいと思います。どこかで、会員の皆様とそんな機会をもつことができたらうれしいです。
子供のころから教科書や本で目にしてきた国宝であふれている…会場にいる大勢の人も同じようなことを話していました。ある意味、国宝を国民に知らせる施策は成功しているのかもしれません。でも日頃から、大事なことがあまり注目されていないことを残念に思っていました。これらの国宝、あるいは文化財といわれるものは、誰かの手によって現代まで伝えられ、また未来に受け継いでいこうとしている事です。過去、現代、未来をつなぐ行為は、戦争やテロといった人間の負の側面の対極にあるものと思っています。この国宝展では、その点にもスポットを当てられていたことを感じました。新幹線代金のカード引き落としは気になるけれど大満足!!の一日でした。お知らせをありがとうございました。
国宝展も最終週になり、大阪には行かずに終了してしまいそうでしたが、紹介していただいた内容に触発されて行ってきました!
当日は雨ということもあってか、10時半頃から並び始めて20分待ち(チケット購入済)で入場できました。それでも凄い混雑でしたが…。
国宝に囲まれ、初めましての展示品が多い中、またお会いできましたねの展示品もあり、とても贅沢な空間でした。
根津美術館まで行かなければと思っていた光琳の「燕子花図屏風」は、近づいたり遠ざかったりを繰り返して時間をかけて見ることができました。また、水煙の写真は知人への良いお土産になりました。情報ありがとうございました!!
s.nakagawaさん
少しでもお役に立てたようで、嬉しいです。
感動を共有できた気持ちです。